当社は、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)が行う電気推進タグボート(以下、「本船」)の建造・運用プロジェクトに参画いたします。
本プロジェクトでは、日本郵船が概念設計及び建造発注を行い、京浜ドック株式会社(以下、「京浜ドック」)が建造し、当社が運航します。タグボートの電化は、再生可能エネルギー由来の電力を直接利用することができる、将来のカーボンニュートラルポートの実現に資する技術です。また、電気推進船は静音性、低振動性、高い操作性といった特徴を有することに加え、本プロジェクトにおいては、船舶定点保持システム(DPS)を搭載し、船員の作業負荷を低減します。
日本郵船グループの総力を結集して建造・運用する本船は、環境にも人にも優しい「ミライのタグボート」として、国内海事産業の次世代への発展を牽引します。
電気推進船は、パワーエレクトロニクス技術を用いたドライブ装置とモーターによる駆動方式(以下、「モータードライブシステム」)を使用します。本船は国内メーカーで完結しているモータードライブシステムを採用した国内初の電気推進タグボートです。
日本郵船は当社と共に電気推進タグボートの建造に向けて、必要性能の調査を実施し、要求される性能を満たす最適な船型の設計を行って参りました。今後、これを基に京浜ドックが建造を進めることで、詳細設計や建造行程で得られる知見を蓄積し、2026年末の当社による就航後は、運航体制の最適化やメンテナンスマニュアルを作成するなどの知見を蓄積することで、設計から建造、運航に至るまでの船舶バリューチェーンの全行程を日本郵船グループで完結します。
当社は瀬戸内海を中心に、西は大分から東は堺まで広くタグボートを配備している曳船会社として、その一帯の自然、環境の維持に努め、温室効果ガス(GHG)ゼロ社会の実現に向けてチャレンジを続けます。
YouTubeチャンネル「アニキ船長~ようこそ船乗りの世界へ~」内にて、弊社曳船船内ツアー+船員インタビュー動画を配信中です。
下記リンクから是非ご覧ください。
弊社は 2024年8月23日~25日に愛媛県松山市で開催される「第27回俳句甲子園全国大会」に協賛しております。
弊社はESG経営の一環として、山口県が発信する『徳山下松港におけるカーボンニュートラルポート形成に向けた方向性』に賛同、2022年12月より係留中のタグボートに対する供給電力を、中国電力が供給する再生可能エネルギー電力に代替いたしました。
これによりCO2排出量は前年比年間約16t*の削減が見込まれます。
弊社は今後も再生可能エネルギーの活用を推進してまいります。
* 弊社2021年度の電力使用量実績と、中国電力2021年度1kwh発電時のCO2排出量(0.542㎏)から算出したものです。
係留中の『熱田丸』
電力供給中の『熱田丸』
このたび弊社徳山出張所は、下記住所に移転いたしましたのでご案内します。
【移転先】
〒745-0026
山口県周南市住崎町1番11号 AZURE徳山5F
※電話番号、FAX番号に変更はございません
詳しくは事業所案内のページをご覧ください。